春日神社(愛知県名古屋市中区)
愛知県名古屋市、活気があり人気のスポット大須商店街の玄関口、地下鉄上前津駅から徒歩一分。
春日神社へ参拝に行ってきました。
交通量の多い大通りに面し、境内も狭めなのですが、その狭さが逆に社殿を引き立たせた立派な造り。
春日神社の総本社である春日大社を模したような美しい朱塗りの社殿です。
当社の創立の期限は称徳天皇の御宇神護景雲年間奈良春日大社創祀に際し常陸国鹿島神宮の御祭神武甕槌命の御神霊を大和国春日山に御遷座の途次当尾張国山田庄(現在地)に御假泊あらせられたるに因み天暦二年時の郡司藤原某南都春日野を模して春日四柱大神を奉祀したものである。その後文亀年間前津小林城主牧与左衛門尉長清(正室織田信長の妹)の崇敬を受け牧氏退転の後尾州藩主も亦代々崇敬の誠を捧げ殊に二代徳川光友公の母君乳の疾に悩まれし折神木椎の木を採りて祀られ平癒しその頃より婦女はこの木を崇め何時の頃よりか変じて産の守となった惜しくも戦災のため椎の木は焼失した現在当市中央の地にあり氏子数五千余戸を擁す
春日神社由緒略記
御祭神
- 武甕槌命(たけみかづちのみこと)
- 経津主命(ふつぬしのみこと)
- 天児屋根命(あまつこやねのみこと)
- 比賣神(ひめがみ)
摂末社
天王社(素盞嗚命:すさのおのみこと)
外観
写真左手、石造りの鳥居から境内に入ります。
鳥居が歩道に近いので、正面からの撮影では入り切りません。
この記事のアイキャッチ画像(タイトル部分の写真)は道路を渡った向かい側から撮影したものです。
鳥居
石造りの鳥居のすぐ先に朱塗りの鳥居。
奥には朱塗りの拝殿。
美しく立派な社殿がここからでも確認できます。
狛鹿
鳥居をくぐると狛犬ならぬ狛鹿(神鹿)が出迎えてくれます。
春日神社の総本社、春日大社の御祭神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)が茨城県の鹿島神宮から神鹿に乗ってやってきたと伝えられているため、鹿を神の使いとされています。
全国に約1,000社ある春日神社を含めても、狛鹿が守っている神社というのは珍しいです。
手水舎
手水舎は鳥居をくぐったすぐ左手に。
境内
境内は奥に狭く横に少し広がった形。
社殿の右手に社務所、左手に天王社が鎮座しています。
天王社
素盞嗚命(すさのおのみこと)をお祀りする天王社。
拝殿・本殿
春日大社を彷彿させる朱塗りの美しい拝殿です。
風情のある釣燈籠。
拝殿から本殿。
こちらの写真ではかなり分かりづらいのですが、本殿の両脇を狛犬が守っていました。
大通りに面しながら境内はとても清浄で穏やかな空間で、気付くと思いの外ゆっくり過ごしていました。
ぜひまた参拝に伺いたい神社です。
場所
〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須3丁目46−34
春日神社