丸山神社
丸山神社は岐阜県中津川市、岐阜のマチュピチュと呼ばれ人気の城跡「苗木城」の城下に鎮座し、城主遠山氏のあつい崇敬を受けました。
創建は不明ですが、享保年間(1716年~1736年)に再建された記録があるようです。
境内には中津川市指定天然記念物「ふな岩」があります。
御祭神
主祭神
天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)
摂末社祭神
- 天水分神(あめのみくまりのかみ)
- 志那都比古神(しなつひこのかみ)
- 豊受毘売神(とようけひめのかみ)
- 国水分神(くにのみくまりのかみ)
- 志那津比売神(しなつひめのかみ)
- 伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
- 大己貴神(おおなむちのかみ)
- 菊理姫神(くくりひめのかみ)
※岐阜県神社庁公式ホームページ / 丸山神社 より
一の鳥居
遠目から見るとこんもりとした小さな山という印象でしたが、一の鳥居からは社殿が見えず最初の印象よりも高台になっているようです。
緑も多く心地が良さそうですね。
手水舎
一の鳥居をくぐるとすぐ右手に手水舎。
こちらで清めて参道を上ります。
二の鳥居
二ノ鳥居の前は開けていて、左手にトイレ、右手に稲荷社への参道が伸びています。
トイレのそばに巨石。
下調べで巨石の多い神社だと認識していましたが、こんな石・岩がごろごろしています。
稲荷社への参道が伸びていますが、まずは本殿に向かいます。
三の鳥居
三の鳥居をくぐると右手に摂末社のお社が鎮座しています。
案内板等が無いためどなたをお祀りしたお社なのかはわかりません。
まずはこちらに参拝。
参拝後は最後の階段を上り拝殿・本殿へ。
社殿
丸山神社社殿。
神社には珍しく西向きとなっています。
狛犬
拝殿・本殿
拝殿の奥に社殿が三社並んでいます。
心を込めて参拝・・・。
参拝後に周囲を見渡すと・・・
拝殿の右手に道がありました。
どうやら稲荷社へ続く道のよう。
こちらから行くか少し悩みましたが、稲荷社の鳥居をくぐりたいので戻ることにします。
稲荷社 鳥居
稲荷社の鳥居前まで戻ってきました。
稲荷社へ参拝に伺います。
稲荷社参道の巨石群
参道の左手に巨石が並んでいます。
竈門炭治郎さんが切ったような岩も。
中津川市指定天然記念物 「丸山神社のふな岩」
稲荷社の参道の右手にありました。
想像していたよりも大きいです。
案内板によると、古くは「船岩」、近年は「鮒岩」と認識が変わっていったようです。
私は初見で「鮒岩」と思いました。
中津川市指定天然記念物 丸山神社のふな岩
昭和46年10月28日指定
丸山神社の南側には長さ12m、高さ6mの苗木花崗岩の巨岩があり、古くから「ふな岩」と呼ばれています。
安永2年(1773)に記された苗木周辺の見所をまとめた書物「苗木の里遊山草」には、「特に奇妙と云うべきは 丸山の白山宮の宮立に 船岩と聞こえしは 我が日本の船ならで 唐土船をそのままに岩になしたるごとくにて 見る人これを奇なりとす」とあり、この頃は「ふな岩=船岩」と認識されていたようです。
その後、明治16年(1883)に記された「苗木明細記」では、ふな岩を「丸山の内石の上に立ちたる大岩鮒の浮みたる形にして誠に奇岩なるべし」とあり、「ふな岩=鮒岩」と認識が変化した様子がうかがえます。中津川市教育委員会
ふな岩の前から稲荷社社殿の方を見ると・・・
社殿の真正面にまさかの巨石。
社殿がほぼ見えません。
参道は巨石を回り込むように続いていました。
稲荷社
丸山神社の稲荷社です。
こちらにも心を込めて参拝させていただきます。
稲荷社の奥にも巨石・巨岩がごろごろ。
苔むした巨石・巨岩と木々の緑に癒やされる素敵な神社でした。
場所
〒508-0101
岐阜県中津川市苗木3341
丸山神社