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七寺(稲園山 長福寺)
七寺(ななつでら)の正式名を稲園山 長福寺(とうえんざん ちょうふくじ)。
真言宗智山派の準別格本山です。
延暦六年(西暦787年)、河内権守 紀是広(かわちごんのかみ きのこれひろ)という方が七歳で亡くなった子を弔うために、七堂伽藍(7区の仏閣と12の僧坊)を建立。
これに因んで七寺と呼ばれるようになったそうです。
とても大きな寺院だったようですね。
ところが残念なことに名古屋大空襲で本堂や三重塔など、経蔵以外の七堂伽藍全てを焼失していまいました。
当時の御本尊は阿弥陀如来坐像でしたが空襲で焼失。
阿弥陀如来坐像の両脇侍だった木造観音菩薩・勢至菩薩坐像はかろうじて焼失をまぬがれ、現在は御本尊として安置されています。
- 東海三十六不動尊霊場 第九番札所
- 名古屋二十一大師霊場 第二番札所
- 大名古屋八十八ヶ所霊場 第一番札所
山門
七寺の山門。
正面に立つと突き当りに納経所が見えます。
稲荷社
山門をくぐると左手にガレージがあり、その横に稲荷社が鎮座しています。
大日如来坐像
大きな大日如来坐像。
法界定印(ほっかいじょういん)という印を結ばれているので、胎蔵界大日如来様ですね。
戦火をくぐり抜けてきたため、あちこち傷だらけです。
本堂
向かって左手が本堂で、右手が豐川吒枳尼天をお祀りするお堂です。
納経所
こちらで御朱印をいただきます。
御朱印は『御本尊』『不動尊』『豊川吒枳尼天』の三種類。
御朱印一体:300円
御朱印
七寺、御本尊の御朱印を頂きました。
場所
〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須2丁目28−5
七寺(稲園山 長福寺)