高森神社(苗木城跡) 一頁
高森神社(苗木城跡)について
岐阜県中津川市、苗木城跡の西に位置する小高い山の頂上に、高森神社は鎮座しています。
もともとこの地には『龍王権現』が祀られており、苗木藩主遠山家の祈祷書でもあった龍王院が管理していました。
慶応四年(西暦一八六八年)三月、神仏分離令によって龍王院は廃院。
龍王権現は高森神社と名を改めて祀られることになりました。
鳥居
『苗木遠山史料館』から苗木城跡へ進むと右手に小さな鳥居が見えます。
鳥居の前から中を覗いても社殿は見えず、木々と登山道のような参道しか見えないため、なかなか入って行きづらい雰囲気なのではないでしょうか。
高森神社はこの山の頂上にあるため、ここからつづら折りに登っていくことになります。
とはいっても距離は短いので、まっすぐ向かえばこの鳥居から5分程で到着できるでしょう。
登山道のような参道
参道はだいたいこのような感じ。
雑草などは刈られたり整備されているようですが歩きやすい靴は必須です。
雨の日や雨上がりなどは相当歩きづらくなっていると思われますのでご注意ください。
風穴 ↑ 奥に入る
登りだして2~3分、風穴の案内板がありました。
まず風穴に向かうことにします。
巨石
下から見えていた巨石の前を歩いて奥へ。
風穴
左手に立ち並ぶ巨石の終わりに風穴がありました。
看板によると・・・
風穴
自然の岩穴で天然記念物光苔が群生しコーモリも沢山棲息している。
コーモリ・・・コウモリ・・・蝙蝠・・・
蝙蝠は・・・まあ良いとして、まかり間違ってクマでもいたら嫌すぎるので、恐る恐る覗き込みます。
何もいませんでした。
内部は水が溜まっていて、湿っぽい感じです。
風穴とのことですので奥はそれなりに深いのでしょう。
ヒカリゴケが見たかったのですが、全く気配はありません。
帰宅後に調べたところ、寒い時期はシーズンオフとのことでした。
夏頃に来るとエメラルドグリーンに光る苔が見られるかもしれませんね。
では参道へ戻り高森神社を目指します。
手水舎に祀られた烏枢沙摩大神
風穴の案内板があった場所からすぐ。
自然の湧き水を利用した手水舎がありました。
目線の当たりに烏枢沙摩大神が祀られていました。
ちゃんと柄杓も置かれています。
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