上野天満宮
上野天満宮略記
一、御祭神 菅原道真公
合殿 木花開耶比賣
伊弉冉尊
一、由緒
創立年月日不詳なれども寛政拾弐年以前より鎮座ありし事確也
昭和参拾七年壱月 浅間社現別宮を合祀
一、祭礼
拾月 弐拾四日・弐拾五日
弐拾四日 創祭前日祭 境内末社祭
弐拾五日 例大祭 別宮神事祭
祈年祭 弐月弐拾五日
夏祭 七月弐拾五日
新嘗祭 拾壱月弐拾五日
月次祭 毎月弐拾五日
以上
上野天満宮は陰陽師 安倍晴明の一族が創建したと伝わっています。
仕えていた花山天皇が京都を追われた折、安倍晴明一族は名古屋市千種区清明山に移り住みました。
自らの境遇を照らし、京都を追われた菅原道真公の心情を儚く思い、上野天満宮を建てて手厚く祀りました。
その後、矢田川の氾濫のため江戸時代に現在地へと移動しました。
桜天神社、山田天満宮と並び、名古屋三大天神の一社に数えられる由緒ある神社です。
一の鳥居
一の鳥居をくぐって石灯籠を見ると…
人形がたくさん。
どうやら「天神みくじ」の人形のよう。
この後すぐに気付くことになるのですが、あちらこちらにこの石灯籠の比ではないくらい、たくさんの人形が置かれています。
すぐ左手に手水舎がありますので、二の鳥居をくぐる前に身を清めます。
手水舎
新型コロナウイルスの感染予防のため柄杓は置かれていません。
龍口から渡された竹から水が流れていました。
手水舎の奥に見えるのは末社の「晴明殿」です。
本殿の参拝後にお参りします。
案内板
手水舎の右手に案内板が設置されていました。
案内板の右は周辺地図と協賛企業・店舗の一覧。
左にはタッチパネルディスプレイが設置されており、境内の案内や御由緒、参拝方法などを調べることができます。
二の鳥居
二の鳥居のすぐ先に「百度石」。
蕃塀
蕃塀(ばんぺい)です。
邪気、不浄を防ぐものです。
上野天満宮の蕃塀はコンクリート製でした。
御神牛
蕃塀を回り込むと二体の御神牛が向かい合わせに。
左手の御神牛の後ろには梅が植えられています。
狛犬
二体の御神牛の奥に狛犬。
拝殿
白い壁に朱の柱と緑の屋根。
美しい社殿です。
絵馬
拝殿の左手に絵馬掛けがあり、驚くほどたくさんの絵馬が掛けられていました。
休憩所
絵馬掛けの左手には休憩所があり、椅子に座って休憩をしたり、トイレをお借りすることができます。
入り口の外には『合格祈願水』の自動販売機(1本 / 200円)、中にはジュースの自動販売機も設置されています。
御神輿も展示されていました。
休憩所に隣接する形で授与所が設けられています。
授与所へは末社の晴明殿の参拝後に伺うことにします。
晴明殿
末社の晴明殿へ。
手水舎の奥に見えていた社殿です。
ガラス張りで近代的な作りですね。
社殿の前には「水占いみくじ」のための水盤が設置されています。
晴明殿 御祭神
晴明殿御祭神
上野天満宮御分霊
晴明社(安倍晴明御霊神)
八坂社(建速素盞嗚命)
白山社(菊理媛命)
秋葉社(迦具土命)
御嶽社(大己貴命)
琴比羅社(大物主命)
塩竈社(塩土老翁命)
猿田彦社(猿田彦命)
稲荷社(宇迦之御魂命)
旧鍋屋上野村内外に鎮座した神々を
合殿一宇としてお祀りしております。
現在の御社殿は平成二十九年十月に
御造営されました。
狛犬
狛犬がしっかりと目を光らせています。
拝殿
たくさんの太極図。
五芒星をイメージしていましたので少し意外ではありました。
絵馬
絵馬も太極図でした。
授与所
参拝を終え授与所へ。
御朱印を拝受しました。
御朱印
御朱印は2種類。
1体 / 300円
2体 / 500円
場所
〒464-0094
愛知県名古屋市千種区赤坂町4-89
上野天満宮
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