大須観音(北野山 真福寺 寶生院) 一頁
大須観音の正式な名称は『北野山 真福寺 宝生院(きたのさん しんぷくじ ほうしょういん)』。
真言宗智山派の別格本山で、日本三大観音の一つに数えられるほどの格式高い観音霊場です。
- 尾張三十三観音霊場 第一番札所
- 東海三十六不動尊霊場 第十番札所
- 大名古屋八十八ヶ所霊場 第八十八番札所
- なごや七福神 布袋霊場
- 大名古屋十二支 主管寺
昭和20年(西暦1945年)の名古屋大空襲で焼失し、現在のお堂は昭和45年(西暦1970年)に鉄筋コンクリートで再建されたもの。
朱塗りの美しい佇まいです。
仁王門
両脇に仁王像が安置された朱塗りの南門(仁王門)。
手水舎
観音様のいらっしゃる手水舎。
観音様がお持ちの水瓶からちょろちょろと水が出ています。
その水が観音様の足元に溜まるようで、鳩が水を飲みにやってきています。
なので一見しただけだと鳩の水やり場に見えるかも(汗)
手水は正面に二箇所、蛇口から水が流れていますので、それを手に受けて清めます。
鐘楼
手水舎のすぐ北隣に鐘楼があります。
このあと本堂へ向かう前に、まずは境内を時計回りに進み、石碑等を見て、本堂左側の普門殿を参拝することにします。
芭蕉句碑
仁王門から境内に入ってすぐ左手にある芭蕉句碑。
松尾芭蕉翁の句『いざさらば 雪みにころぶ 所まで』が刻まれています。
弘法大師修行像
弘法大師・空海上人が修行をされているお姿。
『修行大師像』と呼ばれ、真言宗のお寺によく見受けられます。
お遍路に行くことが出来ない人が参拝すると、その人の代わりにお遍路に行ってくださるそうな。
大正琴碑
大正琴発祥の地(名古屋市大須)の記念碑です。
毎年九月に『大正琴大祭』が行われます。
自動車祈祷殿
西門から一旦外に出てすぐ隣のお堂。
自動車の祈祷をして頂けます。
人形塚
人形ってなかなか処分しづらいのですが、こちらで供養して頂くことができます。
人形供養祭は毎年十月第一木曜日に行われます。
受付は当日のみなので、その日の午前中に直接持っていく必要があります。
続いて普門殿、十二支守り本尊奉安所へ参拝に行きます。
※写真が多く表示が重くなるのでページを分割しています。
二頁は普門殿、三頁は本堂を中心とした記事になっています。