大黒天像(岐阜県瑞浪市)【色彩豊かな巨大な木造大黒天像】

大黒天像(岐阜県瑞浪市)【色彩豊かな巨大な木造大黒天像】

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大黒天像

岐阜県瑞浪市、鶴ヶ城跡の登場者用駐車場として開放されている「秋葉組集会所」の道路を挟んだ左隣に、大黒天像が祀られたお堂があります。

手水舎

由緒

鎮守・財徳 大黒天由緒
この大黒天像は安政年間(一八五四~一八六〇)に神箟(コウノ)村下町(現在の土岐町鶴城下町)の有志の発願により、宮大工の名匠、野村作十郎こと従五位上・野村木工頭國筠(モクノカミクニミツ)(多治見市池田町在住)の彫刻により安政五年(一八五八)の冬、下町のお堂に安置されたものである。因にこの大工は多治見の虎渓山永保寺の六角堂と無際橋の修理ほか、近隣の寺院・神社などの建築・飾物の彫刻など数多くの立派な業績を残しており、虎渓山永保寺の初祖・春応禅師の知遇を得て官職を推挙された人である。この名工による大黒天像は寄木造りで台座(米俵)からの高さ約百八十糎(180cm)もあり、瞳は玉眼と云って眼の部分を掘り抜き、内部からはめ込んだ水晶に瞳を描く技法の彩色像でまことに重量感あふれる大作である。当時としては日本最大の木彫の大黒天像であり、今もなお財徳の神として人々の信頼が厚く、毎年一月五日の祭礼には多くの信者が訪れて賑わっている。
(昭和五十四年七月二十五日 瑞浪市より文化財の指定を受ける)
土岐地区まちづくり推進協議会

由緒碑には上記を端的にまとめたものと、お堂について記されていました。
この地域出身で堺化学工業株式会社社長、田中銀次郎氏の寄進により、新たにお堂を建立してお祀りしたというような内容でした。

大黒天像

お堂には鍵がかけられていました。
お堂の中を恐る恐る覗くと、大きな大黒天様が優しい眼差しで微笑まれていました。

お堂の中に賽銭箱があったので、お賽銭を入れて参拝。
あらためて大黒天様の周りをみると、小さな大黒天様たちがいらっしゃいました。
右手にこっそり恵比寿様。

場所

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神社仏閣巡りをこよなく愛する写真家です。
夢は全国全ての神社仏閣を巡って写真に収めること。

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