中山道 大井宿 一頁
岐阜県恵那市、大井宿は江戸と京とを結ぶ中山道の江戸から数えて四十六番目の宿場町です。
江戸方面から横町・本町・竪町・茶屋町・橋場の五町があり、それぞれ枡形によって区切られていました。
そのため大井宿には六ケ所の枡形があります。
JR中央本線 恵那駅周辺
JR中央本線、恵那駅からスタートします。
車の場合は恵那駅のすぐ西側に市営の駐車場があり、90分までなら無料(その後30分ごとに50円)で停めることができます。
大井宿の正確な場所はここから4分ほど歩いた『大井橋』から東、中津川宿方向『高札場』までなのだとか。
ひとまず恵那駅から駅前通りを南に中山道まで歩きます。
せっかくですので周囲を少し散策しながら進みます。
信濃屋
恵那駅前中央通り『ひとつばたご 恵那駅前店』の手前の道を少し入ったところにあります。
明治、大正時代の面影が残る木造三階建。
かつては旅館を営んでいましたが現在は閉館されています。
お住いのようでしたのでご迷惑にならないように気をつけながら外観を見させて頂きました。
中央通り1交差点 恵那駅前中央通り+中山道
恵那駅前中央通りと中山道の交差点。
大井宿へはここを左(東)に曲がります。
その前に少し周辺を散策してみます。
中山道大井宿広場
公衆トイレがある広場。
ベンチもありますので、ちょっとした休憩に。
恵那駅前津島神社
中山道大井宿広場の道路を挟んだ向かいに鎮座するお社です。
大正七年(一九一八年)に大井町中心部で疫病が大発生。
津島神社でお祓祈祷を受け御分霊を仰いだとのことです。
主祭神は建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)、御相殿に大穴牟遅神(おおなむちのみこと)をお祀りしています。
周囲に石碑などがありますが、恵那市出身で発展に尽力された政治家の方のものでした。
中山道広重美術館
今回は時間の都合で立ち寄れず外から写真だけ。
以前鑑賞した際にはなかなか楽しめましたので、また時間を作って行きたいと思っています。
中山道広重美術館
開館時間 / 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 / 月曜日(祝日を除く)、祝翌日、年末年始、他
入館料 / 大人(個人) / 企画展 520円 / 特別企画展 820円
※展示替えなどで休館している場合がありますので、公式ホームページでご確認ください。
ミュージアムショップはネットショップができていました。
魅力的な物がいろいろと・・・。
遠方の方はこちらで。
中山道広重美術館webミュージアムショップ
大井橋
橋の欄干には歌川広重が描いた木曽街道六拾九次が飾られています。
枡形(六)
大井橋を渡り切ると大井宿の西端、最初の枡形です。
江戸方面から数えると六番目の枡形になります。
江戸方面から数えた数字を記載しているのでちょっとこんがらがるかもしれません(汗)
ここを曲がらずに直進すると枡形(三)へ。
枡形(五)
市神神社 枡形(四)
江戸方面から数えて四番目の枡形付近に『市神神社』が鎮座しています。
枡形(三)
枡形(六)を曲がらずに直進してもここに出ます。
角に、若山牧水・北原白秋などの文化人に愛された旅籠『旅館いち川』があります。
中山道 大井宿に存在した41軒の旅籠屋で唯一今でも営業しています。
※写真が多く表示が重くなるので頁を分割しています。
二頁 / 明治天皇行在所・中山道ひし屋資料館
三頁 / 大井宿本陣跡~